リゾナーレ大阪のアトリエでは、ギャラリー・探索・表現の3つのエリアで心ゆくまで表現を楽しめます。
うちの子も楽しめるかしら?
もちろんどんなお子さんでも大丈夫です!
リゾナーレ大阪のアトリエでは、レッジョ・エミリオ・アプローチという先進的な教育法が導入されています。
100人子どもがいれば100通りの表現があるという考えのもと、アトリエリスタが表現やあそびを手伝ってくれますよ♪
リゾナーレ大阪のアトリエは3エリアで自由に創作できる
大阪湾が一望できるホテルの最上階28階にある、リゾナーレ大阪のアトリエ。
広々としたアトリエは、先進的な幼児教育として注目されるレッジョ・エミリア・アプローチの手法を取り入れています。
レッジョ・エミリア・アプローチについては記事の後半でわかりやすく解説しているので、ぜひ読んでからアトリエへ出かけてくださいね♪
私もレッジョ・エミリア・アプローチについて調べてからいけばよかった〜と後悔しています。
ギャラリーエリアは季節でテーマが変わる!興味への入口
アトリエの入口右手には、最初にギャラリーエリアがあります。
私が訪れた2023年9月には水色と透明の美しい、雲のような世界が広がっていました。
「モノ」や「コト」に興味を持つきっかけとなるようデザインされているそうで、季節によってテーマが変わります。
また少し進んでいくと、地域でモノづくりに関わる方々から提供された、段ボールやゴザなどの素材が展示されていました。
特にゴザなどは子どもにはあまり馴染みがないかもしれませんね。
手でなぜるとザラザラしたり、爪を立てると楽器にように音が鳴ったりと触って楽しめるスペースになっています。
大人もつい夢中になってしまいました♪
探索エリアでは見立て遊びやお絵描きや砂遊びまで満喫!
子どもたちの関心があるのは、何といっても探索エリアでしょう!
探索エリアはテーマによって5つのスペースに分かれています。
- 色彩をテーマに、モノの色味や質感を感じるスペース
- 描くことをテーマに、絵具や筆など道具と出会えるスペース
- 粘土や砂をテーマに、全身で造形を楽しむスペース
- 光と影をテーマに、プロジェクターでさまざまなマテリアルを投影できるスペース
- 木の実や貝殻などの自然物から、フィギュアまで身近なモノを探求できるマテリアルライブラリー
子どもたちは、最初はわかりやすい砂あそびや粘土に目が行きがちでした。
時間が経つにつれて、柱に設置されたハンドルやバネでごっこあそびを始めたり、ダイナミックにお絵描きをし始めたりと、自由にあそびを見つけていました。
家族で窓にお絵描き中、アトリエリスタが写真を撮ってくれました。
想像力に乏しい私は、窓に描けるんだ〜くらいにしか思っていませんでした。
しかし、アトリエリスタからこんな素敵な声かけが!
(娘が描いたイカの絵に)向こうのビルにイカが乗ってるみたいだね♪
ほんとだ!こっちは魚が飛んでるみたい!もっと描いちゃおう〜!
こんな会話をしながら、どんどん魚の街ができていきました♪
電車に夢中な息子は、何やらつなげてながーいながーい電車を作っていました。
表現エリアではプロジェクトを通してより表現を深める
プロジェクトルームでは、アトリエリスタとのプロジェクト活動に取り組めます。
約60分間、子どもは親と離れてプロジェクトに参加します。
年長の長女は、今日は離れたくないと言って参加できませんでしたが、同じ年頃のお子さんが参加していましたよ♪
プロジェクトルームは透明のドアで仕切られているため、中が見られるようになっています。
あまりじっくり中を見られませんでしたが、カラフルな画材、道具、素材などたくさん用意されていました♪
プロジェクトでは、アトリエリスタとの対話を通して自分の表現を深めていきます。
決められたものを作るのではなく、テーマに沿って子どもたちの興味や問いを広げていくのだそうで、とても今の教育にあった取り組みだと感じました。
プロジェクト活動修了後には、保護者にこんな活動をしたよ〜!と嬉しそうに報告するお子さんの姿が。
予約や受付時間帯については後述しているのでチェックしてみてくださいね。
アトリエカフェでは大人もマテリアルをじっくり観察
リゾナーレ大阪の26階には、アトリエカフェが用意されています。
入室すると大きなカウンターが備え付けられており、壁の棚にはずらりとさまざまなマテリアルが並びます。
カウンターに並べられた台のスイッチを入れるとライトが光ります。その上に気になるマテリアルを置いて、虫眼鏡でじっくり観察できますよ。
木の実や昆虫、石などマテリアルは多岐にわたります。
観察に疲れたら、備え付けのコーヒーや紅茶などの無料ドリンクやクッキーなどのお菓子でホッとひと休み♪
こちらはリゾナーレ大阪の宿泊者のみが利用できるので、混雑せずゆっくりできますよ。
- 場所:リゾナーレ大阪26階
- 営業時間:9:00〜18:00
- 子ども:利用可
- ペット:利用不可
- 料金:無料(リゾナーレ大阪の宿泊料金に含む)
- 予約:不要
リゾナーレ大阪のアトリエ予約は不要♪無料で利用可能
アトリエは、宿泊中なら何度でも予約なしで利用可能です。
しかし、アトリエリスタとのプロジェクト活動は予約が必要ですよ。
概要を以下の表にまとめたので、チェックしてみてくださいね。
開催時間 | 9:00〜18:15 ・チェックイン日は13:30/15:15/17:00スタートの回 ・チェックアウト日は9:00/10:45のスタートの回に予約可能 |
所要時間 | 1回あたり60分(1日5回) |
対象年齢 | 3〜12歳(リゾナーレ大阪宿泊者のみ) |
料金 | アトリエ利用料(子どもの宿泊料)に含まれるため無料 |
予約期限 | 実施の2時間前まで |
リゾナーレ大阪の宿泊者であれば、追加料金なしでアトリエリスタとのプロジェクト活動を楽しめますよ。
約60分のプロジェクト活動では、親は離れて子どものみ参加となります。
長女は年長ですが、離れたくない!とプロジェクトには参加できずでした。
アトリエの奥にあるガラス張りのお部屋で、アトリエリスタと一緒にやりたいことを見つけて制作したり観察したりしている様子が見えました♪
せっかくならやってみたらいいのに〜と思うのは、親だけのようです(笑)
- 559-00334
- 大阪府大阪市住之江区南港北1-13-11
ハイアット リージェンシー 大阪内 23、24、26階の全室と28階のアトリエ部分 - アクセス
【電車】新大阪駅→JR京都線/4分→JR大阪駅→無料シャトルバス/25分
【車】阪神高速湾岸線 南港北出口(南行き)から約5分) - 無料駐車場あり
リゾナーレ大阪のアトリエ導入のレッジョ・エミリア・アプローチとは
「世界でもっとも前衛的」「先進的な幼児教育」と評価されるレッジョ・エミリア・アプローチ。
同じく主体性を大切にしたモンテッソーリ教育と比較されることもあるようです。
モンテッソーリ教育に比べて、レッジョ・エミリア・アプローチでは決められたカリキュラムがなく、より子どものペースでじっくり取り組めます。
ジェネラリストよりスペシャリストが活躍する現代では、かなり大切な力を身につけられそうだと感じました。
レッジョ・エミリオ・アプローチは子どもの可能性を引き出す教育法
レッジョ・エミリア・アプローチは、イタリアの都市レッジョ・エミリア市で誕生しました。
第二次世界大戦後、レッジョ・エミリア市では軍事用の車両をスクラップにして売って作った資金をもとに、イタリア初の公立幼稚園をつくりました。
子どもの教育に力を注いでいくことを決め、70年以上の月日が経ち、今では世界的な教育都市となっています。
レッジョ・エミリア・アプローチという手法を、世界で称賛される水準に引き上げたのがローリス・マラグッツィ。
子どものできるところに目を向けて才能を伸ばしていくべきと考え、幼児教育の改革を進めました。
レッジョ・エミリオ・アプローチは美術で表現・対話・思考力を高める
レッジョ・エミリア・アプローチで最も重要とされているのは、読み書きよりも「美術」です。
子どもが100人いれば100通り、無限の可能性があると考えています。
子どもたちが自分で考えたことを自由な発想で自由に表現します。
どの子どもから可能性を奪わない方法をシステム化したのがレッジョ・エミリア・アプローチ。
子どもたちの自由な表現を促し、想像力を伸ばすことに重きを置いています。
この教育法では「ペダゴジスタ(教育主事)」と「アトリエリスタ(芸術教師)」が配置されます。
アトリエには「素材のパッレット」と呼ばれる材料が用意されています。
木の実や枝、貝殻、砂、金属、画材など数百種類にも及びます。
子どもはあらゆるものを使い、自由に表現できます。
子どもの活動の中心は「プロジェクタツィオーネ」と呼ばれるプロジェクト活動。
少人数グループで子どもたちがテーマに沿って話し合い、計画、制作、表現など進めていきます。
保育者は指導をしませんが、子どもたちと会話をしながら一緒に体験していきます。
場合によっては保護者や地域の人、専門職の人などが協力していくこともありますよ。
地域一体となったコミュニケーションの中で、思考力や表現力、言葉の力も伸ばしていきます。
さらに活動の様子を写真や動画、文字で記録し自分たちで振り返られるようにしています。
Googleやディズニーで働く保護者たちからも、この先進的な教育をわが子にも受けさせたいと強く要望したそうですよ。
そのため、アメリカのGoogleやディズニーの附属幼稚園でもレッジョ・エミリオ・アプローチが取り入れられています。
まとめ
- リゾナーレ大阪のアトリエは、ギャラリーエリア・探索エリア・表現エリアの3つに分かれている
- ギャラリーエリアはさまざまな素材で季節ごとのテーマを表現しており、興味を高めていく
- 探索エリアには砂遊び、粘土、ごっこ遊び、お絵描き、プロジェクターなど多種多様なコーナーがあり自由に探索できる
- 表現エリアでは、アトリエリスタと一緒にプロジェクト活動に参加できる
- プロジェクト活動では、テーマだけが決まっており参加者の子どもたちはアトリエリスタとの会話の中から各々の創作をおこなう
- リゾナーレ大阪のアトリエは宿泊者限定で、利用料金は宿泊料金に含まれている。
- リゾナーレ大阪のアトリエは予約不要で何度でも利用できるが、プロジェクト活動のみ予約が必要
- アトリエで導入されているレッジョ・エミリオ・アプローチはイタリアで戦後確立した教育法
- レッジョ・エミリオ・アプローチは、美術を通して子どもたちがそれぞれ自由に数百種類のマテリアルを使って自由に表現していく
子どもには、大人にはないような素敵な発想力がありますよね。
私は大学時代、教育学部で図画工作科専攻でしたが、その時代より格段に進化していて、自分で自由に表現することが重視されるようになっていると感じました。
大人になるとすっかり想像力が減ってしまったように感じますが、わが子には自由な発想をいつまでもしていてほしいですよね♪
この記事が、リゾナーレ大阪のアトリエを楽しむ手助けができることを願っています。
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